口内炎ができる仕組みと治療法

細菌感染によるもの

 

 

原因が細菌感染によるカタル性口内炎も口内炎の一つで、これは口腔粘膜に発生するカタル性炎症となり、単純性口内炎とも呼ばれます。これにかかると口の中の粘膜が赤くなって炎症を起こしたり、白濁や、ヒビ割れなども起こします。

 

別名で紅斑性口内炎とも呼ばれるのは、口の中に赤い斑点ができることがあるからで、一般的には円形や楕円形の表面が白色の潰瘍ができます。但し、カタル性口内炎にははっきりとした境目があるわけではなく、その症状はいろいろで、ほおや舌なども含めて口の中の粘膜全体が赤く腫れて斑点が現れることもあります。

 

又、唾液の量が増加し、口臭が発生して、口の中が熱く感じたりすることもあります。これの原因は、高熱を伴うウィルス性の風邪などで全身の体力が消耗している時などが代表的ですが、他にもいくつかあり、入れ歯や矯正器具などで口の中の粘膜に刺激を受けた場合、虫歯、歯槽膿漏、歯周病などで、口の中の衛生状態が悪かった場合も原因となります。

 

特にカタル性口内炎は子供に多く、子供が指を舐めたり、異物を口の中に入れて不衛生にすることで発症しやすくなっています。治療については、口腔内用の抗生物質の入った軟膏を使用することが多く、ぬるま湯などで刺激のないうがいをして、口の中を清潔にします。

 

入れ歯や矯正器具が原因となる場合は、不具合な部分を改善してください。虫歯や歯周病などの、口の中のトラブルが原因の場合も歯科での治療を行います。風邪などの他の病気による場合は、病気が治ればカタル性口内炎の症状も並行して治っていくはずです。