口内炎ができる仕組みと治療法

口内炎とは

 

 

口内炎になったことがある人は多いと思います。口内炎とは口の中や舌の粘膜に起きる炎症の総称で、症候の一つですが、種類はいろいろあり、原因として細菌やウイルスに感染することによって発症するものもありますし、多くを占めているアフタ性口内炎のように、現在のところあまり正確には分かっていない種類もあります。

 

ちなみにアフタ性口内炎では、免疫学的異常が関わっているのではないかとする説もあります。一般的な原因としては、普段の食生活に偏食があり鉄分やビタミンが不足した場合、ストレスや睡眠不足に悩む人、不正咬合、歯ブラシや口内を噛むなどによる粘膜への物理的刺激、唾液の不足、口腔の乾燥、口腔内の衛生不備、歯磨き粉のラウリル硫酸ナトリウムなどによる粘膜の損傷、などが挙げられ、更には、もともと口内炎になりやすい体質で、食物アレルギーの人や粘膜の薄い人もいます。

 

他にもビタミン欠乏症の症状として口内炎が現れることもあり、なかなかひとつの原因には絞れないのが現状です。症状ですが、代表的なアフタ性口内炎では口内中央の白く変色した部分がアフタ(灰白色斑)となった部分で、口内粘膜に直径5ミリ程度のアフタとなって痛みを伴います。

 

悪化すると滲み出るように出血することがあり、大体一週間程度で自然治癒しますが、複数箇所にできた場合では痛みが強くて摂食不能になることもあるようです。又、口内炎は人間だけではなく、ペットの犬や猫等の動物にも発症します。